三重ないけれど三重たもの〜三重コン旅行記〜


行ってまいりました。三重コン。本当に色々な方々のお陰で行くことが出来ました。ありがとうございます!
以下、カツンコンのことは全く書いていない、単なる自分の旅行記です。



ワタクシ、三重でコンサートをやる、ということは分かっていたのですが、1週間くらい前まで全く用意をしておらず。で、おもむろに「三重サンアリーナってどこにあるんかいな?」と検索してみてびっくり。
最寄り駅:二見浦
って書いてあるじゃん。
え?二見浦って、二見浦?どう見ても二見浦って書いてあるよね?二見浦って、夫婦岩のとこじゃん?夫婦岩っていったら、い、伊勢かああああああああああああああああああああああああい!!!!!!(驚愕)
そうなのです。ワタクシ、
三重県でコンサート→コン会場は大都市にある→三重の大都市といえば、四日市か津→だったら会場その周辺じゃね?
という、ひどく手前勝手な解釈をしておりましたんですよ。だから、二見浦と見た瞬間、全くの予想GUYっぷりにひどく動揺ですよ。ええ。なめてました。すんません。そして、とりあえず二見浦までの経路を検索。
三重県コンったら、隣県だし、ほぼ地元みたいなもんじゃね?とか思っていたんですけど経路しらべたら完璧に遠征でございました。ありがとうございました。的な気分に。日帰り小旅行ケテーイやったねー旅大好きー、だからいいんだけど。ぐふ。
で、今回自分的カツンコン史上初のひとりぼっちコンだったんですよ。いや、別に、こことかついったーとかで一緒に行く方とか募ってもよかったんですけど(応じてくださる方がいるかどうかは別にして)、直前まで完全ネガ気分だったので、こんなネガな気分に巻き込んではいけない、と思い、結局一人で行くことに。
なので、自分で全部旅行予定を立てなくてはいけないので、とりあえず必死。二見浦の情報を調べれば調べるほど、周辺には何もないのが分かり、前日にタクシーを予約。とりあえず、やることはやって(といってもたいした事やってないけど)迎えた当日。

実は、ワタクシ、3日前くらいに軽い風邪をひいてしまい、病院で薬を貰った時「ちょっと眠れなくなるかもしれないよ」といわれたのですが、本当に眠れなくて。一昨日昨日と睡眠時間が各4時間くらいの状態で当日を迎えることに。風邪はほぼ治ったんだけど、睡眠不足で体調が微妙。おいおい大丈夫か自分。
11時始まりに間に合うために、地元駅を7時台の列車に乗り出発。さすがに休日だから、7時台の列車はまったりで、普通に座って名古屋到着。
二見浦およびサンアリーナ内でご飯を買うことは不可能っぽいと事前の下調べで分かっていたので、キヨスクでサンドウィッチとおにぎり二つを買う。ちなみに、ワタクシ朝は普段ほとんど食べない派なので、当日も朝お味噌汁一杯飲んできただけの状態。これが後である意味役に立つことに。
で、ここで快速みえに乗りかえるためにJR名古屋駅13番線へ。
ワタクシ、JR名駅*1利用歴長いけど、13番線なんて初めて利用するよ。初めてのことが大好きなワタクシは、ウキウキ気分で階段を上がっていき、電車が目に入ってきたんですけど、その電車内の光景に
「のわああああああああああ人が沢山いるううううううううううううううう!!!!」
と、びっくり。
というのもですね、下調べした段階では、サンアリーナに行く交通手段は、JRで二見浦駅もしくは近鉄五十鈴川駅もしくは名駅から直行バス利用という3種ありまして。で、五十鈴川駅からはシャトルバスが出ており、本数が多く利便性が高いので、
鉄道利用者はたいてい近鉄に乗るだろう→JRガラガラに違いない、
という、自分本位の予想を立てていたのです。
んがっ。自分の矮小な脳内での予想をガラガラと崩す目の前の現実・・・。
この列車は1両目に指定席があり、あとの3両は自由席なのですが、当然ワタクシ指定券なんて持っておりませんので、自由席のほうへ。
ぐわーーーーーーーーーーーー混み混みやないかーーーーーーーーーーーーーい!
地元発列車は座ってまったり気分だったのに、ここはラッシュそのもの。
ヲタはもちろんなのですが、JR主催のさわやかウォーキングに参加するための熟年の方々も加わってラッシュでカオスの列車内。
ここで小旅行気分は一気に吹き飛び、完全に気分はサバイバル。
「ああ、これから110分立ちっぱなしか・・・」
と思ったら、どろーんとした気分に。しかも連れがいれば、ヲタ話したりして110分なんて余裕なのに、よりによって、ぼっち状態。はああ。
やることもなく、仕方がないのでついったーで実況中継する俺。鈴鹿四日市津松阪・・・。このあたりまではリア友が住んでいたりで、なじみはまあまああるのですが、伊勢はまだまだ先である。感覚としてはもう隣県ではない。そして、どのあたりか忘れたけど、ウォーキングの熟年の方々がいっせいに降りられて。ウォーキングの方々ヲタ列車に巻き込んでしまってすみません、と心でお詫びをしなながらも、まだ着かないんだ・・・、と若干心折れそうになる俺。
が、心折れそうになるワタシの心など構わず、列車はちゃくちゃくと進み、ようやく二見浦へ到着。
正直しんどかった・・・。もうここで一仕事終えた気分に。
が、そんなことを言っている暇は無く、前日予約していたタクシーに乗り込もうとして、ふと見ると、タクシー乗り場に長蛇の列。
それまで読みが甘甘だった自分だけど、このときばかりは自分GJ!な気分に。
タクシーの運転手さんと話しながら、ようやくちょっと気分が盛り上がってきたところで、会場へ。
ねえ?ここホールだよね?
いや、ホールはいいんだ。立派なホールさ。だけど、明らかに立地条件間違ってるんだけど。ここに作る適正な施設は、ホールじゃなくてどう考えてもキャンプ場じゃないのか?もしくは別荘とか。なぜなら、ホール以外にあるものは、

のみだったから。
マジ山奥なんだってば!!!!文字にすると
山山山山山山山山山 道路 駐車場 ホール 駐車場 道路 山山山山山山山山山山
みたいな。
スタンド出入り口から見える景色はこんな感じ

♪思〜えば遠くへ来た〜もんだ〜
と、脳内で鉄矢の歌声が鳴り響くワタクシ。
が、この時点でまだ10時過ぎ、くらいだったので、そんなに切迫してはいなかったけど、用心のためお手洗いに行くことに。
ここでワタクシは会場内のお手洗いではなく、駐車場にあるお手洗いの列にならんだのだけど、後から思えばこれが完全なミスチョイス。列が、全っっっっっっっっっっっっ然進まない。
10分20分30分・・・本当に列が進まない。そんなこんなしているうちに日差しはどんどん強くなってきて、フードをかぶるワタクシ。普段フードはファッション的な意味合いしか持っていないんですけど、このときばかりは本来の意味で活用。フード付きの服着てきて良かった。
が、やっぱり進まない。ほとんど牛歩並み。おいおい。牛出てきてもおかしくないようなところだけど、自分が牛になってどうするよおい。ンモ〜ゥ。
そして、気づく。並んでいる人々の言葉がほぼ関西イントネーションということに。関西、と言っても色々な県があるんだけど、とりあえず、イントネーションは標準語のそれ、ではない。そりゃ木曽川(愛知と三重の県境にある川)越えたらイントネーション的には関西圏ということは分かってはいたけど、こうも関西イントネーションに囲まれるとは予想もしておらず。しかも、割と聞きなれた三重弁(イントネーションは完全に関西だけど関西弁より柔らかい感じ)ではなく、どう考えても本格的関西弁の声の張り。
関西弁のおしゃべりに囲まれ(関西弁が嫌いというわけではない)、完全にアウェー気分になり、ますますぼっちフィーリングに拍車がかかるワタクシ。
が、それでも進まない。いや厳密に言えば牛なみに進む。そうこうしているうちに、開演15分くらい前になり。警備の人(イメージキャラクター:デーブ大久保)がメガホンで「まもなく開演いたしまーす!お急ぎくださーい!」と、明らかにワタシ達のトイレ列集団に警告。トイレ列集団から「そんなん知っとるんじゃボケェ」的な嘆きがそこかしこから聞こえてくる。そしてようやく、読みが甘いワタクシでも計算をしてみる。
ワタシの前に待っている人が10人ちかく→トイレはどうも2つしかないらしい→一人2分トイレにかかる→2x5=10分→だけどそんなにスムースに行くわけが無い・・・。
というわけで、仕方なく会場へ向かうことに。トイレ待ち30分以上の時間が全て無駄に。嗚呼。もう。自分の読みの甘さにことごとく嫌になる。が、そんなことは言っていられないのである。なぜならもうすぐコンが始まるからである。というわけで、やっとのことで会場へ入場したのでした。
**************コン一部終了*************

一部が終わり、リベンジ&同じ過ちは犯さないとばかりに、会場内のトイレ列に並ぶ。この時点でワタクシの胃の中には、家で飲んだお味噌汁&お茶のみ。それが幸いしてか、コン中に特にお手洗いはいきたくならず助かったんですが。
それにしてもさんざん動いたのにお腹はあまりすいてない自分に改めてびっくり。きっと脳内麻薬がビュービュー出まくってたに違いない。コンの威力スゴス。
で、トイレに並んでいるうちに、隣のお嬢さんとお話。今日初めてヲタの方とトークだぜ!コン直後の高揚感も加わり、この時はぼっち気分が払拭される。
若干北川 景子似の美人なそのお嬢さんはK担で、お嬢さんがカメなっさんの素晴らしさとカメなっさんへの愛を切々と語ってくださり。それを聞きながら、自分がK担なんて名乗っていいのかしら、な気持ちに。純粋な思いを聞くのは大好きなのですが、逆にK担として自分のローテンションぶりが、カメなっさんに申し訳ないような気になってしまい。「こういうお嬢さんのファンがたくさん増えるといいよなあ」としみじみ思うと同時に「こんな綺麗で純粋なお嬢さんがファンでよかったねえ」という気持ちに。お前カメなっさんの何なんだ。で、お嬢さんと話しているうちに列は進み、15分ほどでお手洗いに行くことが出来ました。ああ一部もここに並べば良かったぜ・・・。
そういえば、お手洗いがある場所の奥で、格闘技の大会がやってたんですが、まさか格闘技の方々もカツンヲタとバッティングするとは思ってもいなかったでしょうなあ。なんかすみません。とりあえず心の中で謝っておく。そういや、その会場から「そ〜のふね〜をこいでゆけ〜」と宙船が聞こえてきたんだけど、あれはなんだったんだろう。リングへの入場曲だったのかしら・・・。
その後横のロビーで、とりあえず食べようとサンドウィッチに手をつけてはみるものの、いつもなら軽く入るサンドウィッチがなかなか入らない。結局全部食べきることが出来なかったよ。これも脳内麻薬のなせる業なのだろうか。そのうちいい時間になってきたので、会場に入ることに。

*************コン2部終了*************

2部が終了した後、ぼっちだし、サクッと帰ろうと階段を下りているときに、風が出てきたので上着を羽織ろう、と思い、バッグを見てみると、
・・・無い。
コン会場が暑かったので上着を2枚脱いでたのですが、一枚だけ持ってきて、もう一枚席の上に忘れてしまっていたのです。
会場の自分の席に戻って探そうと思い扉を開けようとしたところで、警備員の人に入らないでください、と止められてしまう。係りのものが探してきますんで、ということで、席番号を聞かれ、ワタシは外で待たされることに。
結局15分くらい経って、上着は見つかったので良かったんですけど。それにしても、自分の不注意からDIE!MAY!WAKU!をかけてしまった・・・。あああ。
その後、朝買うことができていなかったパンフを買い、帰るためにタクシーに乗ろうとタクシー乗り場に行くと、長蛇の列。行きは予約してたけど、帰りはノープランだったので、もう流れに任せて列に並ぶ。
昼間はあれだけ日が照っていたのに、夕方になってきて、風がどんどん吹いてきた。昼間は日よけに使ったフードを今度は風除けのためにかぶるワタクシ。後ろに並んでいた露出の高いお嬢さんたちが寒い寒いと連発しているのが聞こえてくる。さすが山。温度変化が激しいぜ。
結局30分弱並んでようやくタクシーに乗り、二見浦へ。
電車が来るまでまだ30分以上時間があったので、駅のベンチに座り、朝買っていたおにぎりと昼間残したサンドウィッチを食べることに。昼間全然入らなかったのに、コンが終わったらするりと入るこの不思議。もう脳内麻薬は出ていないらしい(笑)。
行きと違ってまばらな駅のホームで、ヲタの皆様がまったりとおしゃべりなどしており、ワタシも「今日は結局ぼっちで終わりそうだなあ・・・」とぼけーっとしていると、外国人に日本語で話しかけているテンションの高いお嬢さんの声が聞こえてくる。「元気なお嬢さんだなあ・・・」と聞くともなしに聞こえてくる声を聞いていると、ん?この声このテンションこのたたずまい。も、もしかして、もしかして・・・おそるおそる声をかけるワタクシ。
「K、ちゃん?」
「な、たりあ、さん?」
ぎょわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
なんとびっくり去年末にお会いしたKちゃんであった!!!!!!確かにKちゃんが三重出身ということは知っていたし、もしかしたらコンに来るのかな、とは思っていたけど!けどお!まさかまさか会えるなんて思ってもいなかったわけでして。だってさあ、1万人近く人いるんだよ。その中で自分の知り合いに会えるなんて確率的に恐ろしく低いじゃない。ワタシヲタの知り合い少ないし。もう超絶びっくしですよ!なにこれ?もしワタシが忘れ物しなかったらもしワタシがもっとスムースにタクシーに乗れたらもしワタシがひとりじゃなかったら、などと数々の「もし」をクリアして偶然会えたって凄いよね不思議だよね人間の縁ってやつは。と超感動ですわ。
そして、Kちゃんのお友達Yちゃんにはじめましてをし。そんでもって、Kちゃんが話しかけてた外国人お二人とお話をする。外国人のお二人は、中丸担のイタリア女子と上田担オーストラリア女子だという。イタリアン女子は大学三年生、オーストレイリアン女子は大学一年生。でも、お二人とも日本語が上手でコミュニケーションをとるにはほぼ問題ないレベル。そして、ワタクシ、外国人ヲタの方々と話すの初めてだったんですけど、分かったね。共通の趣味があるとコミュニケーションはとれる、ということが。いや、お二人が日本語が上手ってこともあるけど、それ以上に「カツン」に対する思いがあるから、なんか分かっちゃうんだよ。
そうこうしてるうちにやってきた快速みえに乗って、イタリアン女子は伊勢で降りたので、残った4人で話をしていると、コン後のテンションのせいか、どんどんDEEPに、とてもここでは書けない話(と言いつつ電車では周りに聞こえるほどのテンションで喋っているのだけど(笑))になり。それまで、オーストレイリアン女子はイタリアン女子ほど日本語は出来なかったんだせいか、電車の中ではわりと喋っていなかったのに、DEEPトークになると急にゲラゲラ笑い出した!ちょ、通じてる!決して日本語の教科書には出てこない単語連発してるのに、めちゃめちゃ通じてる!すげえ!それに、感じることも同じ。ヲタ事と秘め事って、言葉の壁越えるんだね!マジで!壁コンにふさわしい経験しちゃった!こんな経験普通の留学じゃ出来ないぜー!
そんなこんなしているとあっという間に津に到着。オーストレイリアン女子とKちゃんはここでお別れ。また会おうね〜!会えて超嬉しかった!!!!!!
そして、Yちゃんとワタシは名古屋までヲタトーク。ああヲタ同士ってなんでこんなに話が通じるんだろう。ヲタク素晴らしい。ヲタク大好き!ヲタク万!歳!
Yちゃんは田口担なんだけど、田口担の方と初めて喋ることが出来てワタクシすごく嬉しかったわあ。田口担界隈のことも色々教えてもらったし。そして何がビックリしたって、ワタクシ1部で「田」「口」「淳」「之」「介」の5連うちわを発見し、めちゃくちゃ目立ってるなあ、と印象にあったので、Yちゃんにそれを話したら「あ〜ワタシその人たちと写真撮りまたよ〜」マ!ジ!で?!「知り合い?」「ううん」って!なにそれ?!田口担の結束力素晴らしい。5連うちわ目立ってましたよ!絶対田口気づいてたに決まってると思います!とここでその人たちにワタシからメッセージ。いや読んでいないと思うけど(笑)。
そんなこんな話していると名古屋到着。ここでYちゃんとはお別れ。本当に楽しかったよ〜!!
最初はどうなるかと思ったぼっちコンでしたら、最後はめちゃくちゃ楽しくレアな体験も出来たので、思い出深いコンになりました。
こんな出会いを導いてくれたカツンに心から感謝ですわ!カツンとカツンの神様本当にありがとう!!!!!!

*1:地元の人は名古屋駅のことを省略してこういいます