STAR RIDERとは何で出来ているのか調べてみた、の巻

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。


って、とっくに明けとるぬーん☆ミ

さてさて、大晦日からほぼ一週間であまりに色々なことがありまして、まあカツンの衣装のダサさに吐きそうになったり、じんくんの声の不安定さにハラハラしたり、中居くんとじんくんが思いのほかいい感じに絡んでいたり(なかいありがとう!)、カツンが公衆の面前で男とキスしたり、カツンがとんこつまみれになったり、カツンが熱湯風呂に入ったり、カツンがカツ☆プリになったり、じんくんが巨大になったり、とまあネタがつきないつきない。カツン担って大忙しだネ★とりあえず、衣装と振付と手つなぎはどうにかしてくれよワタシコンサート会場で吐きたくないボエー。

ということで、カツンのコンサートやらスタッフやらに著しく不安を抱きながらも、去年からずっとやりたかった企画、題して
『「STAR RIDER」はここが素晴らしい!』ドンドンドンパフパフ-
をプレゼン(笑)したいと思います。
これは素晴らしい曲には根拠があるはずだ、というワタクシの信念(大げさ!)のもと、ワタシなりにその根拠を述べたい、とこの曲を聴いて以来思っていたわけでっすー。
ほら、最近のカツンの曲って、地味なの多かったじゃん★
その中でこの曲だけはワタクシが手放しに「いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」と思ったんですが、その時に
「何がそんなにいいんだろう?」と考えた結果を書きますよ。
まず、この曲の何が素晴らしいって、メロディーと編曲の一体感半端ない!というところ。
そして、曲全体に一体感がありながらも、細かく計算されて作られてるところ、ってことでして。

で、調べてみたら、案の定作曲者と編曲者同じだったっつーね。
ほらーだからさー、カツンに限らないんだけど、ワタシ的良い曲って、まずリズムとベースが基本に出来てて、そこを生かしてメロディー作っていく、っつーイメージがあるのさ。で、そのためには作曲者や編曲者が一小節目から最終小節まで大きなイメージをもって、細部を作りこんでいく、というやり方になると思うんだよね。
だから、何が言いたいかというと、最近よくカツンで作曲者が合作のことが多いけど、それは最終的に曲が散漫になりがちだから止めろよ!ということが言いたいわけです。
その点スタライは、作曲者さらには編曲者まで同じ!というね。いや、この曲を聴いていると分かるもん。メロディーとアレンジの一体感伝わるもの。むしろ、最初ベース(基本のリズムという意味。楽器のベースではない)のリズムがあってから、曲乗せてったんじゃねーの、っつー雰囲気ありありっすよ。

では、具体的に見ていきます!!
あ、採譜なんて何十年ぶりにしたからさー、書き方もすっかり忘れてるし。しかも今どき手書きだぜ(笑)パソコン上で採譜できるソフトっていくらでもあるってのは分かってるけどやり方知らないもんで・・・あああ。
ってことで、ど素人がやってものですから、たぶん間違ってるところあると思うんだけど、分かったらぜひ指摘してください!
さて、この曲で一番好きなところは編曲なんだけど、3つあるサビのメロディーのはもりがそれぞれ違うのね。違うというか、徐々に重なっていくんですよ。ハモリが。
最近のカツンの編曲は、ものすごく大雑把に作られてた印象なんだけど、この曲はハモリでメロディーに色を付けていっているところが、大変よろしい!!!!!!
良い編曲っていうのは、上手いギタリストがテクニック披露する場じゃないんだって!カツンという素材を生かすことなんだって!と、この曲を根拠に主張していきたい!

まず、1番のさび。
黒が主旋律で、緑がハモリ。
まず、ここが基本になるので、よく覚えておいてくらさい。ってか、見づれええええ。実際はもう少しまともなんだけど、それにしても見づらいな…。申し訳ない。緑色がはっきり出てないから分かりづらくて本当にすまないす。

で、2番のさび。
まず、ここにはいる時に、1番はBメロの最後から二拍半あけて入るんだけど、2番では、ここだけ2拍子になってるの。つまり、最初の二拍がカットされてるんですよ。
分かります?こういう細かい心遣いがこの曲では随所にみられるんだけど、それが曲に緊張感を生んでるっていうね!

最初のハモリ(緑色の音符)に上田くんのハモリ(赤色の音符)が重なってくるんですよ。ここね!ここ!ここ!同じメロディーだけどこういうハモリがメロディーに彩りを付けていくから、リズムが単純でも退屈しないんだよね!
そのあとにくるカメなっさん(ふたつをーつーないでー、の部分)と上田くんのハモリ(wo wo wo worriorの部分)もそうなのよ。メロディーが全部違うハモリの波状攻撃!これがこの曲を名曲にしている重要な要素なの!!

そして、Cメロから間奏に行くときに、「それだけで今が満ち」と田口くんが歌った小節から、リズムを刻む音が入るんだけど、それも「それだけで〜」から8小節目でCの音が入ってきて。そのCの音が間奏に行くまでの4小節で全部編曲のされ方がちがうの!ここワタシの力ではうまく分析出来なかったので、是非音楽に詳しい人に解説してほしいんだけど、この4小節があってからの間奏だから、間延びした感じがしないわけさ。それは、次からが間奏で編曲がシンプルになるのを分かっててこうしてると思うんだけど、この細やかさがカッコよさを生むんだよなあ、と滾って仕方がない!神は細部に宿るようにカッコよさも細部にやどるんだよ!ジェイワンスタッフ聴いてる?!
で、間奏にいくのにも、唐突な入り方をしないのが、この編曲の良い所ですよ。音に無駄無理ムラがないの。8小節目のCが、直前の4小節で変化し、間奏直前の小節の4泊目でオクターブ駆け上る!!くううううううう!カビラジエイばりに言うよね。くうううううううううううう!
この小気味よさ!この爽快感!これ!これ!ワタシが待っていたのはこの編曲なんですうううう!!!!!!と叫びたいくらい。
んで、間奏が終わる小節の2拍でオクターブ下がって元に戻る。ああ、この整合性スッキリするわあ。
間奏始まりが上の段、終わりが下の段れす。

でも、カツンがやるから雑味がでて、それがカツンの音楽って楽しい〜、ってなるんですが。はい。

でもって最後まで手は抜きませんよ。最後のサビの「A mirror worrior」の部分で田口くんが、また違うメロディーでハモっちゃうんだなこれが!

うっはー、もう、書いていても楽しいもん。
やっぱり、作りこまれてるっていうのは、分かるもんだよなあ、と思います。
こねくり回すのと違うよ。ここ分かってないと唐突な転調やらメロディーラインやら意味もない編曲やらが跋扈するかんね。
世界観と整合性があってからの作りこみ。つまり、土台はシンプルでいいんですよ。そこからのセンスの良い味付けこれ大事。超大事。
ベムだってそうじゃん。確固たる世界観があって作りこむからこそ、素晴らしいドラマが出来たわけだしー。

今回スタライを聴いていて、つくづくそういうものに飢えてたんだなあ、自分。と思いました。
これで、こーきのラップやら中丸くんのHBBがもっとフィーチャーされれば完璧だなあ、と。

はあ。これ書くのにえらい時間かかっちゃった。本当は年末年始あたりにサクッと書きたかったんだけど、なんせ採譜が久しぶりすぎて戸惑いまくりんぐぐぐ。
おまけにワタシの直筆まで公開するはめに・・・。お恥ずかしすぎる・・・。

とにかく、ワタシがいいたいのは
カツンの持ってるポテンシャルを引き出して、曲をきちんと作りこめば、全然カッコいい曲が出来ますよジェイワンさん!

ということが言いたかったのでした。おわり。