いまがこぼれたら

あしたをつかめ』という番組があるの知ってますか?
教育テレビで、若者向けに一人の職業人のドキュメンタリーを通じて、仕事の紹介をしていく、っつー番組。それで、この前は「振付師」という職業紹介をするために、新米振付師の女性をフィーチャーしてたんだけど。その番組から、今、ワタシがカツンに思っていたことを言葉で具現化してくれたなー、と感じたので、この番組に出てきた言葉を、ピックアップして書いていくー。


「1曲のうち全部キャッチーだったらどれも目立たない」
「毎回毎回一つのテーマ出しが出来るか」
「一つ一つの動きを習字を書くみたいに繋げたい」
「いくらカッコいいポーズを決めても、それを繋ぐ動きがスムーズでなければ振付師として評価を貰えない」
「いい意味でのアクが出てくる。強くメッセージが伝わってくる」
「ダンサーひとりひとりが競い合うように動き、ステージ全体の躍動感を生んでいます」
「(踊りが)細かすぎた」
「(ダンサーの個性に合わせた)それぞれに特徴的な仕草を取り入れた」
「全体のイメージが分からないと、振りつけがどこに向かっていいか分からない」
「小さなテーマテーマをプラスしていって、出てくるものは何だろう?」
「振付師にはダンサーとイメージを共有する為に、コミュニケーションの力が求められます」
「初めて振り付けする子の特徴は、振り付けをしすぎる。一個一個の振りにこだわりすぎる」


今回「WHITE」の振り付けが本当に好きじゃないんだけど(笑)というか、むしろ気持悪いっつーか(笑)
最高に気持ち悪い部分が、Bメロの入りの部分の足がもう超おおおおおおおおおおおおおおおお気持ち悪いいいいいいいいいいいいいいいいひいいいいいとなったね^^
あのさ、この曲ちょいちょい足首をクイクイ動かすでしょ?あれが嫌いで嫌いで!もう、足元にウンコでも置いて、あの振りを出来なくしてやろうか!と思ったもん!マ!ジ!で!こんな事感じたの初めてだよ・・・。
で、どうしてかなー、と自分の中で考えていた時にこの番組を見ましてですね。で、ワタシが思っていたモヤモヤを言葉になって、次から次へと出てきてる!と感じたのが、上記の言葉達です。
今回、たぶん、振り付けの人って、ジャズ系とかなのかなー?少なくともHIPIHOPとかハウス系の人ではないよね?まあワタシ、ダンスはド素人だからHIPHOPとハウスの区別も全くつかないんですけど、少なくてもそっちじゃないよなー、というのは分かる。でも、たぶん、ジャンルの問題じゃないんだよね。

番組に出てきた言葉に、ワタシが何故ここまで共感したかというと、たぶん言葉の根底に共通しているのが
「振りを通して何を表現するか」
ってことだと思うのです。そこが振りから伝わらないと、意味のある振りとは言えない、という事。
そして、「WHITE」からは、全くそこが伝わってこなかったんですよ。
技的には結構難しいのかもしれないなー、とは思うんですけど、見ているこっちはそんなんどうでもいいんです。
ぶっちゃけ、ダンス上手い人なんてごまんといるじゃないですか。そうじゃないんですよ。そこじゃないんですよ。
もちろん、手を抜いてもいいとかじゃないですよ!そうじゃなくてっ!!
あの曲全体にいえるんですけど

「で、何が言いたいんや?」

と、詰め寄りたくなるというか。
一個一個の振りが、とにかくバラバラに見えてしかたがなかった。フォーメーションの意味が、全然見出せなかった。振り付けとしても、カツンが踊る良さという意味でも、どこにもカッコよさが見出せなかった。というか、彼らもあまり見出せてるように見えなかった・・・。
で、そこから、透けて見える、スタッフとのコミュニケーション不足、といいますかですね。彼ら自身は、「最近よく話し合ってる」といいますが、逆にスタッフとかとコミュニケーションとれてる?本当の意味で?
てか、スタッフというか、システムに関しては、ここで書くと長くなるので、今日じゃなく後日書きますが。
とりあえず、ワタシが「WHITE」の時思っていたモヤモヤは、振付にとって、核になる部分だったんだなー、ということが、番組を見て感じましたよ、ということです。

あああ、あの振り本当に嫌だから、今度見るときはエアウンコ置こうかな・・・。もしくは、「カツンったら、ロックンローラーのマネしちゃってぇー★」と脳内補完・・・。あああ・・・。