真夏の悶々

ええとー、なんというか、最近(というか結構前から)思っていたことをつらつら書いていきます。全く脈絡はなくランダムに書くと思うので、その辺が気にならないという方だけドゾー。

まず、ミュージックラバーズ(真ん中の個々のパフォーマンス部分)と他の番組とのパフォーマンスのクオリティ差が半端なくてワロタ。みたいな。その辺の問題からいろいろ考えた。
てか、乱フォーユーの曲と衣装のダサさに、今回の露出を見るたびにスタッフに胸倉掴みに行きそうになったくらいイラついたんですが。
だって、そうでしょー。アイドルは見た目が基本。見た目とは、顔だけじゃなく、歌や衣装も含めてのことじゃないですか。それがもう悲劇的にダサイ歌と衣装でさー。実は今のカツンメン結構ビジュアル良いんだよね。実は。なのに、それをすべて台無しにするような曲と衣装の威力半端ねえ(笑・・・えないけど笑うしかない)もう何かの陰謀ですか?とか思ってしまうくらいなんだが。
だから、カツン好きだった人が、カツンのこと好きだから今の状態見ていられない、とか、だましだまし応援してる人の気持ちもわかるし、離れていく人の気持ちもわかるんだよなー。
それが、古株は離れ新規はつかめないデフレスパイラルを引き起こしている、っていうのが今の現状だと思う。
でも、ミュージックラバーズ見ていたら、メンバーがやりたいことめざしていることは昔と変わっていないのは明らかだし、カミスンの「今何がやりたい?」という問いに間髪入れず身を乗り出さんばかりの勢いで「ライブやりたいです!!」と言うように、彼ら自身は全然カツン魂持ち続けているのは明らかなんだけど。
けれど、何かが違うし、何かが足りない、というのも、やっぱ事実だと思う。
じゃあ、なんなのか。
個人的な印象として、今のカツンには、『摩擦熱』が足りないように見えるのね。
度重なる仲良し発言が象徴しているように、今はとにかく和を乱さないことに必死なんだなあ、と感じて。それは、和を乱すとまるでカツンが壊れてしまうかのように、そこを必死で食い止めようとしているように見えるのだけど。
でも、人を引き付けるのってなんらかの『熱気』だと思うの。その熱気は、時代の勢いというのも大きいんだろうけど、jr時代のカツン映像を見ていると、別に世の中のバックアップは受けていなくても、彼ら自身がガツガツしているから、それだけで十分熱気は感じられる。
それと同じことを今やれ、とか全然思わないし、今はその段階ではないので、だったら別の形で『熱』を作っていく必要があるんだよねえ。
個人的に、今のカツンは疲れているように見えるの。それは去年、カツンという「生態系」が崩れたひずみが、今だんだんはっきりしてきた、という気もするんだけど、それはそれで理解できるなあ、とは思う。そら、今まで9年一緒にやってきた人間が抜けるという事実以上に、カツンの核だった一部分がなくなったわけだから、疲れもするし、ひずみもするわよねぇ。
でも、だからといって、惰性でやってるのは、彼らも楽しくないと思うし、たぶんどうにかしよう、という第一歩が、仲間だのよく話すようになっただの、という、ぬるい発言の連発につながってるんだろうとは思うんだけど。
でも、それはまだ先がある、と思ってるからかも。もし、もう先はない、と、なったら、仲良し発言なんてしてる暇ないんじゃないかな。必死に自分を主張するんじゃないかな。海賊帆って、そういう状況でつくられたものじゃないのかな?とか考えたりするよね。その必死さが名盤につながったんだと思うし。
カミスンで「昔のことよく話す」ってカツンメン言ってたけど、それってヲタと同じじゃんとか思ったり。いや、絶対彼らだって今の現状いいと思ってないからそういう発言出ちゃうんだなあ、とは思ったよ。てか、懐古厨やってる場合じゃねえ、っつーの(笑)でも、今、ヲタも懐古厨な人多い(自分も含め(笑))ので、タレとヲタは似るんだなあ、と妙なところでしみじみしたり(笑)でも、ユーたちがそれやるにはまだ早すぎるだろデビュー5年目だぞ(笑)





あと、もう一つ決定的に感じるのが『物語性の欠如』。コンセプトの欠如と言い換えてもいい。たとえば、ぱひゅーむを例にとると分かりやすいと思うんだけど、ぱひゅーむって、まず「ぱひゅーむ」というコンセプトがはっきりしてるじゃん?だから、そのコンセプトに基づいて歌も踊りもジャケ写も何もかもが行われているから統一感があるよねえ。たぶん、彼女らを支持している人ってその『物語性』(たたき上げで売れたということも含め)を買ってると思うんですわ。そのうえでの彼女らの個性とかが加わるというか。そういうことの意思統一がぱひゅーむのメンバースタッフに徹底しているなあ、と見ていて思う。それが売れるか売れないかはある意味後付けであって、もちろん売れるためにやっているだけど、でも、売れるためが最優先だとしたら、まず何をするか、というその順番は間違えていなかった、だから、売れたんじゃないか、と。ももいろくろーばーとかも同じものを感じるなー。いや、詳しくないんで間違ってたらごめん(笑)でも、アイドルファンって、単にかわいらしさだけじゃなく、特にグループの場合は『物語性』を味わいたい、そのための曲とか衣装とか踊り、だったりするんじゃないかなー。そしてその『物語性』を作るのは周りの大人たちの力が必要で。
乱フォーユーを見聞きしていると、その辺の意思疎通も無いようにみえてしかたがない。それはカツンメンレベルのことじゃなくて、メンとスタッフ、スタッフ同士、の横のつながりであり、縦のつながりであるんだけど、その縦横の意思の疎通を図るためには、音楽(曲だけじゃなく衣装踊り含め)を理解し統括している人間が必要なんだけど、そういう人はいるのかな。いないように見えるんだけど。
韓国アイドルのこと、今いろいろ言われていますが、各々のグループを見ていると(といってもそれほど知らないのだけど)“こういうグループを作りたい”というコンセプトは、すごくはっきりしているので(物語性は日本ほど重視していないように見える)、やる方も見る方も分かりやすいなー、とは思います。そのコンセプトを反映させるための曲であり衣装であり技術であるので、ブレが少なそうに見えます。そら好きになる人多いのも分かりますわ。楽しいもんね。そっちの方が。まあ、そのほかでの問題点はいろいろあるんだろうけど(社会的地位とか待遇とか)。





で、色々言ってきましたが、これらの問題はすべて最終的に、組織の問題だ、と思うんですよ。上でも何度か書きましたが、いいグループには必ず周りにいいスタッフ、言い換えれば、本気になってくれるスタッフがいると思うんですよ。で、今のカツンにそれがいるのか。まあ、これは2009年ごろからずっと思ってたんですけど。いたら記録にこだわった不滅コンなんかやってなかったろうし、5人にもなってなかったとは思ってるからね。
でも、今は特に思う。
タレントと事務所側の間に入る中間管理職がいない悲劇を、カツンというグループからありありと感じる。そこを調整してやっていくことがプロとして続けていくには一番大事なのに。
今年に入って、だせぇタイアップ曲連発を見ていると、スポンサーの意向に対し、折衝できる人間の欠如という悲哀を感じる。ライブが出来ないことからも同様。他のグループが出来てカツンだけできていないのは、ドームで無理→中止、とかいう短絡的思考のスタッフしかいないからでしょう。メンバーの意向を汲んで、上と折衝できるスタッフがいないんだろうなあ、と思うもの。
カツンスタッフの中に、音楽のこととビジネスのことが分かっている人がいれば、いや、いるのかもしれないけれど、それをバックアップしてくれる組織があれば、全然違ってきたと思うんだよなー。それは、5人とか6人とか関係なしに。
現在安定しているグループみていると、その役割がメンバー内でいるところは強いなあ、と思います。ヴィシックスさんとか。
なんか、今ふと思ったんだが、スタッフが信頼できないからカツンメンバーで色々話し合いをするようになったのかな、と思ったら、なんだかすげえ悲しい。いや、こんなの憶測でしかありませんが。てか、今までのことすべて憶測ですが。でも、そんな憶測をしなければいけないことがすごく悲しい。
でも、カツンでお金儲けたい、とスタッフがまだ思っているのなら、根本から考え方を変えなきゃダメでしょうねー。まず、タイアップをすれば売れる、という90年代の考えから抜け出すことが第一でしょうか。ワタシがお金あったら、まずスタッフを売れてる事務所(国内外限らず)に行かせてシステム勉強させてもらうようにするけど、まああの事務所だと無理だろうな。てか、事務所のシステム自体(ブランドじゃないよ)早くて5年もって10年、みたいな気がするんだよあ。今のままだと。
でも、それよりなにより、今すぐにでもいい曲作って欲しいし、いい衣装着せてくれよ、とただのヲタとしては思うだけですけど!!頼むわ!!