君は薔薇より美しい


【2日から3日にかけての俺】
2日の昼:「よし今日の夕方6時から少クラ少クラ少クラ忘れない忘れない順調に行けば見られるはず」

16時:緊急案件入る。急にバタバタ

18時50分:一段落してハッと気づく「\(^o^)/少クラ忘れてた\(^o^)/」

3日お昼:母親と恩師のお墓参りに行く

午後:お花見


ショッピング

夜:母親に誘われて「NINE」を見に行く

映画館入る前に「夜景きれいだねー」なんて言ってたら、目の前に見えるネオンが「名鉄グランドテル」になっているのに気づく。おい。ハテルて。


「NINE」終了

22:30:携帯を見て気づく「\(^o^)/世界記録工場忘れてた\(^o^)/」



ORZ
どうよ。どうなのよ。\(^o^)/オワタ祭り開催中だよー!\(^o^)/って、ボケボケしすぎだろ自分よ・・・。
ってことで、こんばわー!なったんだよ!YES!YA・KE・KU・SO!ってことで、「NINE」の感想を書くぜー!

ワタクシ、特に見る予定はなかったんですが、母親が見に行きたいというので、付き添いで見に行くことに。
でさー、結論としてはすごく楽しめたんですね。だからこうやって感想を書いているわけですが。
何がたのしかったって、まずダニエル・デイ・ルイスがさあ。ワタシ、海外に1回しか行ったこと無い人間ですし、全然偉そうに言えた身分ではないんですが、どう考えてもイタリア人ではないよね!いや、もちろん本人の国籍がイタリア人ではない、ということは分かっているけど、それ以上に、なんというか、女たらしには見えないというか。で、最初は「ないわー」と思ってたんだけど、でも、見ているうちに、だんだんその「無さ」が面白くなってきてね〜。「うは。ダニエルがんばってはる(笑)」みたいな。なにこの逆転劇。しかも、だんだんダニエルが布施 明に見えてくる、という空目現象も出てきて。もう可笑しくて仕方がない。
いや、それはね、この映画の性質もあると思うんですよ。
この映画、もともとがミュージカルで、演出もその「舞台」が十分に感じられるのね。映画見てても「舞台」の空気を十二分に感じられるの。で、「映画」で「舞台」のゴージャス感が感じられる演出を見て、ワタシが感じたことは「虚構感」でした。これ、褒めてるんだけど。この「虚構」感が、どう考えてもイタリア人に見えないダニエルの演技に対しても、いいスパイスを与えていて。現実には全くあり得ない「エキゾチック・イタリア」(←エキゾチック・ジャパン的な意味合いで解釈していただければ)だからこそ(だってそもそもイタリアが舞台なのに全編英語だし)、このダニエルの似非イタリア人っぷりが、逆に楽しめる要素になってきたんですよ。そして、この話が大筋ダニエルが困ってるのね。で、追い詰められるんだけど。そのパニックぶりも、似非っぷりを面白くしてた要素だと思う。もしメッセージ性のある話だったらイライラしたかもしれないけれど、どう考えても「おいおいこの男どうしよーもねーなー」って男がグルグルドツボに落ちていく話だから、整合性が無くてもオッケーだよ!っていうね。
で、このお話、キャストも含めてとても「豪華」で「派手」なんですね。
だけど、その「豪華」さが、本物の豪華さ、じゃないんですよ。最初にも書いたけど、基本、舞台の演出を踏襲していると思われるので(舞台見ていないから分からないけど)、豪華といっても、所詮は舞台の上に作ったセットだから。「虚構」を前提とした豪華さ、なんですよ。
だから、どこか「安い」。そして、話の筋は、極めて「単純」。次から次へとスターが現れて、自分のキャラを生かした歌を歌い上げる。難しいことは何も考えず、ひたすら話の流れに乗っていればいい。そして、全員がそろった画はとてつもなく豪華で圧倒されて。そういう映画だったんですけど。
この感覚どこかで味わったことがある。と思ったら。
あーら、びっくり。気づいてしまった。
「この感覚、カツンコン見たときと同じじゃん。」
そうなんですよ。全然予想してなかったんだけど、気づいたら到着点がカツンコンでしたよ、という。
ワタシ、カツンの何が好きって、「無駄に豪華」で「無駄に派手」で「無駄に強そう」だけど「どこか安い」ところなんですね。その安さを「勢い」と「個々のキャラ」と「コンセプト」とそして、「全員そろったときの圧倒的存在感」で強引に最後まで押していくところなんです。
そして、ヲタの欲目で言わせて貰うけど、カツンは技術的な意味で本人なりに「本格的」に取り組んでいる人多いと思うんですよ。
しかし、「本格的」だけど「本物じゃない」ですよね。
つまり、その「本格的」に取り組んでいること「“だけ”で食べているわけじゃない=本物じゃない」ってことなんですけど。でもっ、でもっ、
でも、そこがいい。
んです。そこがいいんですよ。ワタシにとっては。
ここ、誤解されると非常に困るんだけど、これ、超褒め言葉ですからね。皮肉でも何でもないんです。心からの褒め言葉なんです。
どういう事かと言いますと、この「本物じゃない=虚構感」っていうのが、堪らない魅力なんです。
というのも、「虚構感」を演出するために何が必要か、といえば、「こちらに悲壮感を与えない」ということだと思うんですね。例えば、そのパフォーマンスを見ていて「うっわあ、頑張ってる・・・」っていうのを、全面に感じると、そこには「虚構」は生まれない。それはそれで悪いことではない、むしろ素晴らしいと思うんですが、ワタシは、そういう部分だけでそのパフォーマンスを評価したいと思わない人間なのです。パフォーマンスはパフォーマンスとして独立して、楽しみたいと思うんです。そのために「虚構」を感じさせてくれるというのは、結構重要だったりするんですよ。ワタシにとっては。
で、カツンコンって、「虚構」の世界として、とても楽しめる場なんです。
図らずも、カツンって名前が「CARTOON」をも連想させますけど、本当に素晴らしい「虚構」ですよね。
「1582」のトンデモ演出(褒めてます)。「サムライ☆ラブ☆アタック」のビックリ世界(褒めてます)。「PIERROT」という題名なのに和太鼓→バイクという勢いのフルスロットルぶり(褒めてます)。男性なのにありえない体の薄さでHBBをこなすリアル二次元BOY(ここだけ生々しく褒めてます(笑))。
ほら!こう考えるとカツンって演出が(ひとりは体型が(笑))「二次元寄り」でしょ!っても、ワタシ二次元全く詳しくないんだけど(笑)。
曲も作るAUコンビだけが、割と3次元寄りだと思うんだよね。いや、どう考えてもあんな3次元いないだろ、とは思うんだけど、少なくともコンでの「見せ方」は演出よりも曲重視というか、自作曲ありきの演出という見せ方だと思うので、割と3次元寄りだなあ、とは思うのですが。
そして、だらだら書いて結局何が言いたいか、というとですね、「どーせなら、カツン全員アメリカでパフォーマンスすればいいのに」ってことなんですわ。
だってさー、どう考えても、アメリカ人好きだぜ。カツンの「虚構」っぷり。明らかに間違った日本観を生みそうですが。でも、カツンコンの世界ってすごい「エキゾチック・ジャパン」寄りじゃない?まさに「CARTOON」な世界じゃね?なんて。
今回のYOU&JINのうんぬんは、置いといて。
単純に「カツンコンをアメリカ人に見せたいなあ」って、思ったんですよ。「NINE」を見てて。
人種を問わず、カツンのパフォーマンスって、コン前にカツンのキャラを全く知らなくても結構楽しめるんじゃないかな、と思ってるんですよ。
カツンコンって、内輪ネタで攻める部分が少ないというか。そういうところがまた「虚構」っぽくて凄く好きなんだけど。いや、その6人がわちゃわちゃしていて欲しい、っていうのは、もちろんあるし、それも大好きなんだけど、それだけで終わって欲しくないというか。それだけじゃここまで惚れ込まなかったな、と思うんです、ワタシは。
あ、ここ間違って頂くと非常に困るんですが、ワタシ、カツンにアメリカや世界でスーパースターになって欲しいなんて、これっぽっちも思ってないんです。
ただただ、単純に見て欲しい。
それだけなんです。それだけ。
だって、そのほうが、楽しいじゃん。という。
だから、今回のツアーも、楽しめない要素が増えるようなことはして欲しくなかった。ただただ、6人のパフォーマンスが見られないことが寂しいって、それだけなのかな。結局。
って。
はあ、最終的には「NINE」の感想どっか行っちゃったー。
あ、「NINE」を見終わって、ワタシがわくわくして母親に感想を尋ねたら
「もうすっごく眠くってさあ〜。よく分かんなかった」
って、、、
うおーーーーいっっっっ!!!!アンタが誘ったんやないかーーーーい!!!!(絶叫)




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