ストーブ3つ

90年代の音楽シーンと現在(つーかここ1,2年くらい?)の状況で決定的に違っているのって、世界が確実に今のほうがフラットになった、っつーことだよなあ、とバンデジ見ながら思った。つべとかFacebookとかMy spaceとかあれば、いくらでも個人→世界(Globalという意味でも世間という意味でも)への発信が簡単に出来ちゃうもんね。
だから、映画を見ていて「ビッグになったら」とかそういう類の言葉が、物理的な違い(携帯が無かったとか)以上に、この映画の時代状況と今の状況との隔たりを感じたよ。あの映画の中では「田舎バンド」という言葉が揶揄として使われているように、当時までは「東京に出て、メジャーになること」が、「外に音楽を発信する手段を得る」とほぼ同じ意味だったけど、今じゃ、地方を拠点にしてやっているバンドなんて幾らでもあるし、メジャーなレコード会社通さなくったって、音楽を発表するやり方いくらでもあるしさ。
本当、世界はフラットになったもんだよなあ。でも、フラットになって障壁が無くなった変わりに、混沌とした世界が残されて、結局「みんな知ってる」っていう、空気のような共通項を世間全体が持っている(流行歌とか)以心伝心的な繋がりは少なくなっていくのかなあ、と。いや、もう十分少なくなってるか。
このスレ(↓)見てからバンデジ見たから、余計に上記みたいな感慨抱いちゃったわ。

音楽業界がいかに危ないか俺が優しく教えるスレ