分かる。分からない。の違いて、何ジャロ?


もっっっっっそいひっっっっっっさしぶりに小説を買いました。
カツンとは、まああああああああああああったく関係ないです。
しかも、どんどん主題がずれた・・・。ひっど!そのくせなっが!
おまけに小説の感想書いてないよ!(ぅおい!)


ワタクシ、基本ノンフィクションとかエッセイに心惹かれることが多く、小説というものをもう下手すると何年も読んでいなかったかもしれない。*1
でですね。ブログを始める前から薄々気付いていたのですが、自分の論理や視点や倫理基準がどうもここ最近硬直化してないか?よく言えば考え方の軸が出来上がってきたということだけど、悪く言えば脳の硬直化→老化へまっしぐら!と、恐ろしくなりまして。顔が老化しても最悪手術だの色々施せる時代になってきましたが、脳の老化に対しての突破口なんてまだまだ無さそうだし。
ブログを始める半年くらい前に、ド(ア)ラゴンズ県芸術文化センターで行われたカルチャーセミナーみたいなのに、「ノリ」で行きまして。*2そこでの主題がモダンダンスビデオ鑑賞みたいなのでさあ。行ったら、当たり前だけどダンス全くのど素人のワタクシには当然パッパラパアなわけですよ。でも、その時、客に蔓延している「?」の空気を読んだ(笑)学芸員さんが
「分からないものを分からないまま受け止めてくださいね。」
と、仰られまして。
このお言葉にごおおおおおおおおおおおおおおっつ衝撃&感動!!!!!!
「そ、そうか・・・。分からないものを分からないまま受け入れることから*3芸術鑑賞って始まるのかあ。ワタシって今まで鑑賞じゃなくて自分の心の窓枠からはみ出たものに対して全く受け付けないどころか否定してたような気がする・・・」
目から鱗ボロッボロとれたざんすよ。バッグの中に当日発売されたドラキュラコスプレさせられたカツンメンが表紙のガイド持ってたワタシがさーーーー!*4
そのとき以来、ワタクシ、なるべくなるべく善悪二元論に走らないように、なんというか東洋的な視点というか(「陰陽」みたいな。←は決して陰が悪ではないからさ。)そういう心の広さと言うか単純に言えば、寛容さというかそういうものをもちませうキャンペ〜ンを心の中で年中繰り広げているわけです。まあ、実践するのは簡単じゃなさ過ぎますが。
というのも、その背景として。俺脳内歴史を鑑みてみるとー・・・。
もともと、普段ワタシは酷く気が小さいのと同時に、現実に反映されていない世界に対して何か頭の中で繰り広げるような世界がごっつダメでしてねえ。ファンタジーとか子どもの頃から全っっっ然好きじゃなかったし。子どもの頃は伝記ばっかり読んでましたよ。もう小学生おっさん!
でね。中学校になって、好きな本とか漫画の話になりますよねえ。で、同じ班の子が「キャプテン 翼や聖闘士 星矢が好き」と呟いた時、今のワタシなら「ああ・・・」と察する事が出来るのだけど、当時の私は「へー、ジャンプ好き、ってことかあ。サンデーのタッチとかは読まないんだあ」と、本気で本気で思っていたのよ!!!!!酷い!で、高校に行ってもそういう話になりますよね。んでその時友達に「日出処の天子」の感想を求められ*5「刀自古がかわいそう」と言ったら、一瞬「なんじゃこいつ?!馬鹿か?!」的な顔をされたワタシですよ!!!!!嗚呼嗚呼嗚呼!!!!!なんてなんて鈍かったんだろう。当時のワタシ。中学校はまだ百歩譲っても高校になってもそれかよ!と今ならハリセンでおでこひっぱたいて「悟れよ!自分が全く興味ないからって、鈍いにもほどがあるわーーーーーーーーーーーーーーーい!」と怒鳴りつけてやりたい・・・。結局全ての事が繋がり自分の中で氷解したの、成人後だからね・・・。ハハハー。。。orz
そのとき、ワタシ、意図的では全くなかったとはいえ、その子達を傷つけてしまったのではないか、何か無神経な言葉をそのとき言っていなかったか、と結構真剣に心が痛みました。特別仲のよい子達でもなかったから、心痛めても連絡するわけにも行かずどうしようもなかったんですけど。
だから、そういう世界に対して、否定するとかしないとかの前に、全然分からない人なんです。酷く鈍い。鈍いから、分からないから否定も非難も恐怖も軽蔑もしようがない。正直言えば
「ふー・・ん?」
くらい。それは二次元に限らず、後に実際ゲイのカップルを見た現在でもそうで。
生涯ただ一回の海外旅行がNYだったんですが、そのとき、お宅にとめてもらう予定の人(女性)がバイトしている喫茶店がゲイ専門店でね。普通は女性禁制らしいのですが、事情を言ってその人がバイト終わるまで待っていたの。母とワタシと2人で。
で、母もワタシ以上にそういう世界に興味がない知識がない人だから、2人とも普通にお茶飲んでたらさ。いきなり、ワタシでも「こいつ、生粋のヌーヨーカーじゃねえな。ブッサイクだし、それ以上におそろしくダサいし」と、思ってたゲイが、いきなりワタシ達に向かって、スカートをめくってケツを見せてきたり、自分の彼氏だかなんだか知らないブッサイクな男といちゃいちゃし始めたりしてさあ。ワタシと母とそういうのに恐ろしく鈍い2人がその体験後に出した結論は
「ブサイクな同性愛者の画は救いようがない」
と。ゲイに対しての戸惑いより、ブサイクでだっさいにもほどがあるくせに、いっぱしのゲイきどりするんじぇねえよ!という見た目に対する単純な憤りにとどまったもん。だからゲイに対して気持ち悪がるとか否定するとか肯定するとか全然感情が湧かなかったの。2人とも。
あ、もちろん、NYでしたので、超ーーーーーーーー美形ゲイの方も、おりましたよ!もう、本当に漫画から抜け出して来たんじゃねえかオイ?!てな2人でさ。その2人が正装してたんだけど、まあああああああああああああ目がつぶれるかと思ったね!眩しくて!マジでその2人はワタシが生涯生で見た中で1,2フィニッシュの美形。
で。
その片割れとワタシ、トイレが一緒になったんですよ。ワタシは「あ」と、思う間もなく、いきなり彼はワタシに
パ チ コ ー ン ☆*6
ウインクですよ!ういんく!「え?あ?今のなに?」と、ワタシの混乱をよそに、ものすごい速さで女子トイレへ直行・・・。
ひくとひかない、とかより、あまりの手際の良さに「お見事!」と声をかけたいくらいだったよ。
男性と同時に用を足したのそれ以来ありませんわ。ウインクも・・・。
だけどさ。ワタシがもともとそちらの方々への感心がないせいか、自分の性にたいしてあまり疑問をもったことないせいか、外国人だったせいか、それ以降もやっぱり
「よく分からない」
んですね。
で、分からない→興味ない→それっきり、みたいな状態だったんです。今までは。小説とかに関してでも。
ん???
あ、あれ?ちょっと待て?
分からないものを分からないまま受け入れる、という主題から、いつの間にか、俺の同性愛論みたいに・・・。しかも何も解決してないし。主題から何万マイル離れちったかしらん・・・。ああ、いかにワタシが頭の中が整理されていないかが、分かっちゃったなあ。
要するに、ほかの事に対しても、このくらいのスタンスで望んで、でもでも、なおかつ無関心じゃない、という状態で望んでいけたら、普段理屈ばかりのワタシの頭の世界も広がるかなあ、と思って・・・。所詮、小説だしねー!という軽い気持ちで世界を広げて行きたい、いや、生きたいなあ、なんてね。
てな気持ちで小説を買いましたよ、と。
ひぃぃ!全然まとまってねえ。むちゃくちゃだ。
でも、一旦アゲ!(疲れた。。。そして、小説の感想は書けるのだろうか・・・。)

*1:新聞小説は別

*2:すまん

*3:と言っても限度はあるが

*4:まさか、学芸員さんもそんなやつがいるとは思っていなかっただろうが・・・。

*5:中学校の時にすでに読んでいた

*6:本当に音がしたかと思ったくらい!