ZAREGOTO#7

以前、うちの母親と少クラを見る、という荒業をやった時に、母親が
「ファンの子たちって、この子達がやってることに何でもキャーキャー言ってるのね」
と呆れたようにつぶやいていたけれど、そんなことはないんだぜ。
ヲタはただキャーキャー言っているだけじゃないんだぜ。
それぞれの物語を抱えながら、自分の行為が直接作用することのない相手に、心が張り裂けそうな出来事に直面しながらも、それでもその相手を「好き」という、自分でもどうしようもない、目に見えない根拠のみで、時間もお金もそのほかモロモロのものを費やして生きているんだぜ。
一瞬のキャーキャーは反射かもしれないけれど、継続してキャーキャー言うことは、結構な意志をもって言ってるんだよ、とかね。
分かってる。端から見たら、バカなことだって、痛いほど分かってる。分かっててやってるんだ。