東京漫遊記２日目 - 行き行きし

忘れないうちに！脳細胞が消滅しないうちに！早く早く！と思うんだけど、時系列に思い出さないと変になっちゃいそうなのでコンレポは後で〜。

【5月19日・東京滞在二日目】

この日は昨日に比べて日差しが弱くて、個人的はちょうど良い感じ。東京駅でＭ嬢(いつもお世話になってます！)と待ち合わせ。乗換えなど東京人Ｍ嬢に丸投げして、ひたすら犬のようについていくワタクシ(笑)。新宿で京王線に乗り換え、笹塚へ。
で、キャンティにいくために駅の地図を見てみると、キャンティって笹塚だけで何店もあるでやんの！！！なにそのコンビニ状態！つかむしろ地元なんかコンビニすら駅周辺に１つもないけど！ぎゃ！
というわけで、景気のいい商店街を通り抜け、キャンティが見えてき、た？あ、れ？というのも、外から見るとえらくボロくてさ・・・。ワタシとＭ嬢目を見合わせて「こ、ここでいいんだ、よ、ね・・・？」的な雰囲気に。でも、ここまで来て引けないので(笑)怯みつつも中へ。ま、中入ったら全然普通だったからよかったけど！お店はお昼どきということもあってか、外から見るボロ(何度もすまんね)っぷりからは想像もつかない盛況ぶり。そして、入り口付近に
『ドレッシングはディナータイムのみの販売となっております』
の張り紙が。
Ｋ担が押し寄せて大変なことになっちゃったんだろうか・・・。確かにこんな狭いお店だったら、全国のヲタを捌くのはちょっと無理よね・・・。と、思いをはせる俺。
そんなこんなで早速お目当てのサラダが。いや、お目当てはここにかかっているドレッシングですが。

ほぉー！これがカメなっさんお勧めの５日で賞味期限が来るというドレッシングかい！味はというと、たまねぎとかにんにくにしょうゆがベースになってる感じ。食べながら「賞味期限5日ということは、絶対動物性の何かが入ってるんだろうな」と予想したりして。実際、しつこくないのにすごくコクのある味なのよ。で、今、検索してみたら、どうもアンチョビと卵黄が入ってるらしいよ。*1ただ、再現した人によっていくつかバージョンがあるので、どれがお店のやつに一番近いかは分からないけど、アンチョビっていうのは、個人的にいい線じゃないか、と。(決してワタシがアンチョビ好きだから、というわけではない(笑))あと砂糖や酢が入ってないみたいなので、余計に保存が効かないのね、きっと。
メインは、カメなっさんが何食べたかは分からなかったので、好きなもの食べといた(笑)。ワタシは魚を頼んでみた。

白身のお魚をたっぷり目のオリーブオイルで炒めてあって、そこにバターベースのソースがかかってた。緑色を作り出してる正体がなにか分からなかったんだけど、ハーブなのかな？でもハーブのにおいをあんまり感じなかったんだけど。ま、個人的にはメインディッシュよりもドレッシングがメインの目的だったので、一仕事終えて普通に美味しく食べることに専念(笑)。ここにも、昨日のボエム、Ｄ＆Ｄと同じくヲタの方はいらっしゃった。やっぱりヲタの考えることなんておな(ry。あと、最初にボロとか書いちゃったんでフォローするわけじゃないけど(笑)、ここのお店で食べている間、ずーっと、トントンと包丁で何かを切っている音がしたのね。で、その音がとっても良い音でさ。たぶん、良いまな板を年数使い込んでいないと、こんな音はしないんじゃないかな？とか思って。本当に心地いい音だったのよ。
で、お腹もいっぱいになり、キャンティを後に。ここで、Ｍ嬢の提案で、代々木上原までバスに乗ることに。うおぉ！東京でバス移動なんて、はとバス以外思いつかなかった！さっすが東京人！というわけで、バスに！やったね！だって、ワタシ、バスに乗るの大好きなの！ついでにトラックも！なぜなら車高が高いから、ほかの車より高いところから見渡せるでしょ！それだけの理由なんだけど(笑)。ここの中の人の脳みそは小学生男子なみの単純さで出来ています。あ、ちなみに自分で運転は出来ないよ！助手席大好きだよ！免許持ってるけど！(しかもＡＴ限定じゃない！)
バスに乗ると、変わる景色が楽しい楽しい。ヲタトークも弾むね！そんなこんなで代々木上原へ。代々木上原の駅にでっかい「Mr．Brain」のでっかい看板が。それを見て、いろいろ担当の仕事に思いをはせるＫ担二人。ワタシたちが話し合ったって、なにも担当の仕事に影響はないというのに、どうしてこんなに真剣に話し合っちゃうんでしょうね、ヲタって。自分にメリットあるわけでもないのにさ。ははは。で、地下鉄で赤坂へ。
が、ＴＢＳ本体はインフルのために関係者以外は立ち入り禁止になってて！しかも赤坂だっつーのに、るーきーずの宣伝ばっかで、Ｍｒ．Brain宣伝少な！さっきの代々木上原の方が、よっぽど立派ででっかい看板だったよ！

ぼちぼちこういうのがあるくらい。大丈夫なのか、おい・・・。
Ｋ担二人で若干どんよりなりながら歩いてたら、なんと途中のお店にこんなものが！！！！！！

なんのコラボかしらんが、いきなりこんなものが目に飛び込んできて、Ｋ担二人動揺しまくり(笑)。「と、とりあえず写メを・・・」と撮るワタシ。全く予想してなかったものが来たので、本当にびびったわ！何なのいったい？！
で、ここから５分も歩かず、アルボンヌーへ。
このお店のボンヌロールをカメなっさんが食わず嫌いで紹介したのって、２００６年だから、約３年前か！時の経つのは早いですなあ。
アルボンヌーは、本当に小さなお店で、イートインが出来るものの、全部で５つしか椅子はありませんでした。でも、とっても可愛らしい且つ上品なお店だったよ。場所は調べていかないとちょっと分かりにくいかも。で、ワタシたちが入った時はたまたま誰もいなくて、窓際の席に座る二人。予約をしていかなかったんだけど、ちゃんとお目当てのボンヌロールがあって、一安心。

そして、当然のようにＫ担二人は、ボンヌロールでお茶をしてたんですけど、ワタシたちが入って5分くらい後に、マダムが小学生くらいの姉妹とともに、３人でお店に入ってきたの。で、いきなり
「かめなしくんがテレビで紹介したのってこれですか？」
ヲタの考えることなんて(ry。いや、でも、ここ紹介したのって約３年前よ？！それなのに、この盛況っぷり。まあ自分らも同類なので、人のことをどうこう言えた義理では全く持って無い、ということは重々承知していますが。
が！そのマダムのお店の方への質問攻勢がすごくてさ〜！！！！店員さんは初老のめちゃくちゃ上品な女性だったんだけど、その上品な店員さんに向かって、マダムがもうがっつんがっつんヲタ的質問投げかける投げかける！！あきらかに店員さん引いてるし・・・。小さなお店なので、当然全部やりとり聞こえてくるんだけど、ワタシらは「Ｋ担って何ですか？」みたいな顔して座ってた。だって、マダムにとって、たぶん、ワタシたちの存在なんて無いと一緒だと思うから、邪魔しないようにしてたよ。それくらい店員さんにがっつりカメなっさんのこと質問しまくってたの！ただ、そのマダムの質問があまりにあまりなので、同担として複雑な気持ちに。前を見ると、ワタシと同じ気持ちになったらしい苦笑するＭ嬢の姿が。まあ、お陰で聞きたい事全部聞けたけどさ。気持ちは痛いほど分かるけどさ。マジで感謝だけどさ！
そして、そのマダム、肝心のボンヌロールに関しては
「素朴な味やな・・・」
と言う感想だけ残して、１０分も経たないうちに出て行かれました。
そして、マダムが出て行った後、カメなっさんよりもそのマダムについてばかり話しちゃったよ！カメなっさんの話どっか行っちゃった(笑)。結局、ワタシら二人はＫ担としてはアウトサイダーだ、という結論に。うん、分かってる。あ、ボンヌロールは確かにマダムの仰ったとおり、素朴な味、というのは確かに本質ついてて、素材感を生かした味という感じ。あっさり目なので、甘いもの苦手な人でも大丈夫だ、と思う。

で、ドームに行くにはまだ時間があったため、このあたりの地理に明るいＭ嬢と六本木まで歩くことに。やったね！ワタシ、街歩くの大好きなんだよ！けど、そのくせ方向感覚ゼロだから、普段来ない場所では、なかなか街歩きって出来ないの。だから、思わぬところで街歩き体験が出来るなんて超嬉しい！
ということで、Ｍ嬢から赤坂や六本木の今昔物語を聞きながら、てくてく。東京は少し歩くだけで街のキャラが色々変わるので、そういう意味ですんごい楽しいの！街のキャラとそこにいる人々とそれを取り囲む建物と今に至るまでの歴史に思いをはせながら、話してる事といえば結局ヲタトークなんですが(笑)。
でも、ここで、話しているうちにヲタ活動とは全く関係ないワタシ個人の人生体験とヲタトークがリンクする、というミラクルが起きて！いやあ、人生色々体験しておくものですなあ、としみじみですよ。そうやって歩きながらも、ふと道の角に「行合坂」なんて書いてあるのが、ＹＥＳ！歴史！ふと感じるお江戸情緒ですよ！その坂の名前が書いてある木に、坂の名前の由来が書いてあるんだけど『双方から行合う道の坂であるため、行合坂と呼んだと推定されるが、市兵衛町と飯倉町の間であるためか、さだかではない』なんて書いてあったら、そりゃタモリも坂好きになっちゃうよね。木村　拓哉も全力で坂走っちゃうよね！分かる！あ、ここら辺はニュアンスで読んでください(笑)。とにかく歴史が感じられる場所を歩くのは楽しいってことです！
で、六本木でお手洗いに行き（コン前の鉄則！）、後楽園へ。
そして、この日のコンサートでムラサキショックを目撃することになったんだけど、この日のコンのことは別項で(予定)。
コン後、昨日に続き飯田橋へ。そしてご飯したあと、Ｍ嬢と別れ、電車に。
が、「昨日も同じ駅から乗ったし、楽勝じゃね？(へらへら)」
とか思ってたのが、甘かった。ムラサキショックのことなどを思いながら、この日のことをメモっていたりしたのさ。で、昨日乗り換えなしの１本で東京についたから、当然今日もそれに乗ってると思って、全く安心してメモ続行してたんだけど、なんか雰囲気が違うな？ということに気づいて。「でも、昨日１本で行ったし、そのうち東京着くのかな・・・。」とか思いつつも、若干不安になったので、さすがにアナウンスに集中しなくちゃ、と思いメモは中断。そうしたらさ、それと同時くらいに、同じ車両のすぐ近くに乗ってた６０代くらいのオヤジ二人が喧嘩始めちゃって！「何いってんだこら！何いってんだこら！」とかインネンつけてるし！で、車内中が一気に緊張した空気ですよ。でも、そのオヤジの言葉を聞きながら「このオヤジの言葉歯切れがいいなあ〜。江戸っ子って感じ〜。(ビート)たけちゃんみたい〜。」なんて思わぬ異文化体験実習に浸るワタシ。いや、マジで歯切れよかったんだって！そして、ずっと悶着してたんだけど、しばらくしたら、３０代くらいのサラリーマンが毅然とした態度で「これ以上騒ぐと車掌を呼びますよ」とキッパリと言い放ったのさ。車内の空気が一瞬にしてそのサラリーマンに大注目＆よく言った！的な無言の応援ですよ。そしたら、注意されたオヤジが、びっくりするくらいやわらかい口調で
「あ、大丈夫だよ！みなさんには迷惑かけないよ！」
って笑顔で答えた！えええええええええええええ？！？！？！なにそれ？！？！オヤジいっちゃってるわけじゃないの？！？！？！今までこの手のオヤジってこういう風に注意されると余計カッとなって逆ギレか、おとなしくなるかのどっちかだと思ってたのに、なにこのコントみたいな返しは！そのうちアナウンスで「次は亀戸〜」って流れたんだけど、「俺はな〜亀戸で降りるんだよ！おまえも降りろよ！」とさっきの笑顔を一瞬にして引っ込め、インネン相手にまた歯切れの良い口調でインネンつけてはじめるオヤジ。そして同時にワタシは「あ、亀戸って、明らかに東京駅より東に位置してる場所だよね、ってことは、ワタシ間違えちゃったんだ・・・」とそこで初めてはっきり自分が間違えた路線に乗ったことに気づいたよ。後で考えたら飯田橋の行き先案内に
「津田沼行」
って書いてあったな・・・。あはは・・・orz
結局オヤジたちは亀戸で降り、ワタシはさらに先の駅で(平井という駅だった)逆戻りしました。飯田橋の時は周り明るかったのに、この駅の周り真っ暗だった。つか、ワタシ、東京どころか飯田橋だって何回か来ているのに、どうしてこういうことしちゃうんでしょうね？って誰に聞いたらいいですか？ワタシがトロすぎるんですか。ええそうですかそうですね。こんなだから、人生も迷い道にはまり込んじゃうんだな、自分・・・。
ということで、なんとか東京駅に着き、ようやく予期せぬ長い鉄道旅行(笑)に終止符を打つことが出来ました。はー疲れた。あんまり疲れたから喉カラカラになって、駅についてソッコー飲み物買いました。はああ。

*1:ググったら作った人のレシピが出てきた。