右から左へ消え行くものでも

今日、本屋で感銘を受けた3冊。

それは、ヲタ誌3誌でっ
はなく、まず、いつも読んでいる婦人公論の中の水野美紀のインタビュー。水野さんの強さがとても好き。スマートな強さじゃなく、たくましさを感じられるところが。
あと、これ。

PHP カラット 2008年 06月号 [雑誌]

PHP カラット 2008年 06月号 [雑誌]

なんとドアラへインタビューしてやんの!しかも『今、この男に会いたい』とかいうコーナーで!!!なんだそれ!普通だったら、ジャニ事務所の人が来ても全然おかしくないような位置かよ!ドアラってばよ!つか、ここの編集者良いところに目をつけたねえ。ドアラって!話題性のわりにギャラも安そうだし(現金でごめん)。とりあえず、ドアラのスーツに対しては、全く萌えなかったけどな!でも、インタビュー結構面白かったけどな!かくさしゃかい、とか普通に言っているけど、なに格差だ?機会か?能力か?地域か?年齢か?収入か?慎重か?顔面偏差値か?(しつこい)
そして、最後がこちら!

小悪魔 ageha (アゲハ) 2008年 06月号 [雑誌]

小悪魔 ageha (アゲハ) 2008年 06月号 [雑誌]

世の女性誌が「めちゃモテ」だの「イケてる○○」だのこぞって前向き(の体)のキャッチコピーをつける中、今回の表紙の文句
「病んだって いいじゃん」
どうして?!どうしてこんな特集を組もうと思ったのか?!それは知る由も無いんだけど、ここの編集部のチャレンジ精神に脱帽!まじシャッポ縫いだ!『ageha』って、表紙のキャッチコピーが毎回超剛速球のキャッチーさがあって、ワタシの中では「ギャル向け婦人公論」と銘打っていたのだけど、今回の特集は、本当に婦人公論にタメはれる!すげえよ!これ、どこの心理系雑誌だよ?!じゃなかったら、中谷彰宏秋元康あたりが監修しててもおかしくない目の付け所だよな!すげえよ!age嬢の本音を吐露することで、読者との距離も近くなる&ageha自体の高感度もアップだもんな!なんか、news23あたりのドキュメンタリーコーナーにここから誰か出ちゃいそう!そして、age嬢も期待にこたえて、DQNの生き様ここにあり、とばかりに語る語る!いや、普通に面白いから、みなさんも是非ご一読あれ!
・・・ワタシさー、30代だから本当は30代雑誌を読むべきなのかもしれないけど、30代雑誌って本当に本当に本当に本当に本とおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおにつまらんのよ!!!!ぺぇ〜!だってさー、編集部もどう扱って良いのか、分からないんだろうね。すっごい適当だもん。なんかとりあえず、女として持ち上げとけばええやろ!みたいな雰囲気がぷんぷんするのよ、紙面から。ちゅーか、まず雑誌1冊が異常に重いしな。これは「おのれら、若いふりしても実は二の腕たるんどるやろ!これダンベル代わりにしてひきしめろや!」と無言の圧力でもあるのだろうか、と思われるほどさ。まあ、それはそれで一石二鳥でありがたいんだけどな!だけどさ、どうして、ああもつまらないの?!見事に面白い雑誌が一っっっっつもなーーーーーーーーーーーーい!まあ、とりあえず、ワタシが雑誌の「読み物担」だから、ファッションに対してあまりにも無関心なのがいけないんだろうけどな。すまんな。
そんな中、女性誌で一番面白いのは、ギャル雑誌と40代以上向け雑誌!これはもう、断言しまくるね!
なんだろうなー?やっぱ、対男性意識が強すぎる年齢っちゅーのは、女がネコかぶっちゃうのかね?雑誌の紙面の中すら?潔さがないんだよなあ。サービス精神がなくて「見て!見て!ワタシ綺麗でしょ!見て!」そればっか。分かった分かった分かったっちゅうねん。もうええわ。
それに引き換え、ギャル雑誌の傍若無人っぷり&豪放磊落っぷり&本音っぷり&世間と自我との葛藤っぷりが炸裂した紙面は、無条件に笑わせてくれるし、読んでいてとっても楽しい。また、40代以上の雑誌は、一見紙面は上品気にしていても、実感に基づいた人生の機微&悲喜こもごもと家族&社会との軋轢など、来た道と行く道の間で今どう生きていくべきかその折り合いをつけるための考察は、人生の先輩としても女の先輩として、読んでいると本当に勉強になるし、励みにもなる。
一方、男性雑誌というのは、年齢が経るにつれ、趣味的な部分に分散していくような気がして、特に中年以上向けは、男性というより、人間向け、になるからイマイチつまらないのよねー。かといって、ちょい悪とか、そういう方向に行かれても、ワタシが興味無いしなあ。つか、あれも、趣味のバリエーションのひとつだし。男性誌って一般人の「生き様」が見える雑誌って、意外と少ないよねえ。つか、ワタシが知らないだけかな?
それにしても、ワタシ、こんなに語っちゃって・・・自分ながら雑誌好きだなあ。
そのくせ、そもそもの目的である、カメなっさんが載ってる『fine』を見つけることができなかったんですけどね・・・アハハ・・・。