言葉の奥に何が見える?

金曜日買った二冊の本をさっき読み終わりました。
まずは、これ。

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)


この本最初は興味なかったんだけど、「レコーディングダイエット」という方法が、他にもいろいろ応用効きそうだな、と思いついつい購入。というのも、ワタクシ、体重はそんなに落としたくないんですが、とにかく体を内面外面変えなきゃいけない迫られた状態にあるんですね。で、体というのは、オタキング理論によれば、自分の思考回路が具体化したものだ、という事らしいので、是非是非体重を減らすこと以外にも応用していきたい!と。
それにしても、オタキングの今後がリバウンド含め、大変気になるところなんですが、家の母によると、この前「とくだね」に出たオタキングが「病人みたいだった。あの人、大丈夫なの?」と呟いておりました。
そういう意味でも心配です。ダイエットって、体重減らした後が大変だもんねー。

で、これ。

米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)

米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)


この本は以前に買おうとしたとき何故か無くて、金曜日平積みになっていたのを発見し、早速購入。内容自体は面白い知的エッセイ*1。あと、自分の日本語の貧しさと思考回路の膠着ぶりに頭を痛めているワタクシとしては、色々と痛いところつかれた気分。むしろ、つかれたかったので良いけど。
それにしても。
彼女がこんなに若く逝去されたことは、本当に本当に悲しい。ナンシー関さんや池田晶子さんの時も思ったけど、勝手に思い込んでいる「普通」とは違う角度から深く思考出来る女性が若く亡くなってしまう事は、単に若く亡くなる、という悲しみ以上に稀有な才能の喪失という悔しさが心の中を去来します。単なる主張以上の思考の核をもって、それが自然に周囲にしみわたるような知性の持ち主、というのは、凡人が思っている以上に孤高の場所に生きなければいけない人たちなのかもしれない。と、改めて感じました。

*1:男を3種類に選別してたのには、超ウケタ&共感