ちょっといい話、かも

今日、職場で御手洗い入ってたんですよ。でワタクシ、いきなりそこで軽いゲップが出てしまいまして(下品ですまんね)。隣りに人がいたのは、入る前に分かってたので、ゲップをごまかすためにめちゃ大袈裟に「ゲ―ホゲホゲホッ」と、むせたふりをしたんです。そしたら、隣りの個室から
「ダイジョウブ?」
と、明らかに日本人じゃない発音で、声をかけられて。ワタクシ、あまりの予想外な出来事に
「お、お―け―…」
と、キョドリまくった返答。しかも心配してくれたのに
「あ、ゲップごまかしただけだから、心配しないで―」
というわけにもいかず。仕方ないから、成すことをなしていた訳ですが。でも、なんだか隣りから「グス、グス」と聞こえて来ましてね。鼻炎のようでもあるし、泣いているようでもある。
「うー、さっきはこちらを心配してくれて、今度はこっちがなんか言うべきかなあ」
と、思ったのですが、鼻炎だったら間抜けだし…。なので、その場を去る直前
「どうもありがとう」とだけ滑舌良く言ったのさ。そしたら、その彼女
「ダイジョウブ?ゲンキ?」
とか、また心配してくれちゃってさあ。ワタシ、ゲップなのに…。だから「元気元気!」と返しましたよ!だけど、顔を見るのも見られるのもなんだか恥ずかしかったので、一目散にその場を立ち去ってしまいました。だから、結局鼻炎か涙かは、分からずじまい。
て、あ、うん、それだけなんだけど…。
なんだか、妙に嬉しかったので、書いてしまった。えへへ。